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トランスフォーマー アニメイテッド オートボット ジャズ レビュー

■ 発売元:HASBRO
■ 価格:2,500円 (本体のみ税込)
■ サイズ:全高約16センチ(ロボットモード時頭頂高)

■ 10年7月25日登録
トランスフォーマーアニメイテッドのジャズは、ついに総司令官に昇格したウルトラマグナス率いる精鋭チーム・エリートガードの一員として登場!

サイバーニンジャの訓練で身に付けた武術とレーザーヌンチャクで、縦横無尽に駆け巡ります!!



オートボット ジャズ ビークルモード



モチーフは架空のレーシングカー。

G1ジャズ(マイスター)のビークルモードであるポルシェ935ターボがおおよその下敷きとなっているのかもしれませんが、外観上の特徴で一致するものはほとんどありません。

あえて挙げれば、マルティーニを連想させるストライプと、当時全盛だったメッシュタイプのホイールぐらいでしょうか。



丸くコロコロにディフォルメされたボディラインに円錐状にアレンジされたパーツが乗っている様は、無邪気にパワフルな半面、どこかユニークです。

テールエンドもランプというよりはチョコレートでできたお菓子のような・・・



フロント中央には普通のサイバトロンマークに羽飾りの付いたエリートガードのエンブレムが!

ヘッドランプとフロントマーカーはブルーグリーンのクリアパーツですが、その他のランプ、グラスエリアはすべて塗装仕様となっています。




ジャズ曰く、「こんなカッコイイ乗り物を造れる人間が悪者なわけない」

真横から見るとリアのオーバーフェンダーがものすごい迫力です!
底はトランスフォームの方法までおおよそ推測できてしまうくらいシンプルに思います。




オートボット ジャズ トランスフォーム


@ ルーフの端からキャビンごと後方にめくり上げて、ロボットモードの脚を形成します。

左右に分け、内側から爪先を引き出します。
A 左右のドアをフロントタイヤを起点に拡げ、フロント部分を下に降ろします。

この時、事前に底面の矢印型のパネルを持ち上げておき、フロント部分の受けにします。
D ドア(腕)を引き出し、パネルを反転、さらにエキゾーストパイプを反転させ、トランスフォーム完了!


※一連の手順は個人的なものです。
パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮はしておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。



オートボット ジャズ ロボットモード


■ FRONT
ビークルモードとは打って変わってスマート&クールなジャズの肢体!
グレートなプロポーションです。

しかし、腰の▼は何を示すのか・・・


■ SIDE & REAR
このままでもムチャカッコいいとは思うのですが、あえて、膝外のタイヤ周りのユニットは、
例えばテールランプが後ろを向くように処理できれば、より面白く遊べたような気が。

後ろ姿もガワをガワとして認識させない、巧みな処理が施されています。


ジャズの方が胸の張り出しがある分大きく見えますが、プロポーションはプロールとほぼ同じ。
サイバーニンジャ上がりは体格も似てくる?

■ BUST UP
見ての通り、超イケメンです。
同じチームのバケツ顔センチネルなどとは比べるまでもありません。

バイザータイプのゴーグルは、イマイチ光量不足ですが集光ギミック内蔵。

G1ジャズ(マイスター)、実写映画ジャズから受け継がれてきたネコ耳はなくなり、代わりにヘッドホンのような意匠が見られます。




■ レーザーヌンチャク
アニメイテッド ジャズの自慢の武器、レーザーヌンチャクです。

形状はアニメ本編のものとは異なり、二片ともグレーですが、どちらかをブルーのクリアパーツで作っても面白かったですね。




肘の外側、エキゾーストパイプが変形した部分が外れてレーザーヌンチャクとなります。
ガッチリ接続されてポロリと外れるようなことはありません。



ACTION


首はボールジョイント接続ですが、上下の可動域は意外に狭いです。
個体差かもしれませんが、左右に大きく回すと外れやすいです。
肩はボールジョイントで地面と水平まで開きます。

肘は二重関節ですが、変形構造の関係で180度近くまで曲がります。
手首も同様に、内側に折り返すような動きが可能です。
股関節はボールジョイントで180度開脚OKで腿付け根に回転軸あり。
膝は軸可動で、90度以上曲がります。

腰が固定、足首に左右軸はありませんが、ポージングは水準以上にこなします。



ギャラリー















【コメント】

チョロQのように愛らしいビークルモードから、クールでスマートなロボットモードへのトランスフォームは、そのギャップが見事!!

しかし、シンプル過ぎて捻りもなく、オートモーフィング的な趣向もないので、最近のTFとしては、いささか物足りなく思えます。

また、両モードを通じてギミックに乏しい点もちょっと寂しい。

ただ、ロボットモード時のスタイリングと可動性能は、どちらもクセはあるものの抜群で、ヌンチャクを使ったカンフーポーズを楽しめます。

純粋なトランスフォーマーというより、アクションフィギュアに近い感覚で割り切って他のキャラクターと絡めれば、かなり楽しく遊べるアイテムになるのではないでしょうか。