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トランスフォーマー アニメイテッド ブリッツウイング(海外版)レビュー

■ 発売元:ハズブロ
■ 価格:4,600円 (本体のみ税込)
■ サイズ:全高約18.5センチ(ロボットモード時頭頂高)

■ 10年4月25日登録

ブリッツウイングは戦闘機・戦車・ロボットと3モードにトランスフォームするトリプルチェンジャー!

お顔の方もトリプルチェンジギミックが仕込まれており、多重人格プレイ(?)が楽しめます。





アニメイテッド ブリッツウイング ビークルモード(ファイター)


■ FRONT & REAR



ビークルモードの一つはジェット戦闘機。

機体下部にはキャタピラが豪快に露出しており、トムキャットが恐竜戦車大型の移設カタパルトにでも乗っているかようなイメージ。(?)

トイならではのファンタジックデザインとの割り切りが肝要。

配色はボディのくすんだグレー、翼などのマイカ調パープル、キャタピラなどのブラックと、3種類の成形色をベースに塗装が施されています。



ほぼ同スケールのアニメイテッド・スカイワープ並べてみます。
何となくスカイワープがリアルに見えるのが怖い・・・。


角度によっては先鋭的に、けっこうカッコよく見えます。
ディセプティコンマークが描かれたキャノピーはグロスが効いていますが、
クリアパーツではありません。


エンジンノズルにはジェット噴射エフェクトも兼ねるミサイルを装填できます。
ノズルは回転しますので、スイッチを外側に向けておくと、発射にも都合が良いと思います。


■ パネルの処理に関して
機体後部の尾翼に連なるパネルは、角度を調節すればパッケージ写真のようにツライチになりますが・・・


ただ、エンジンユニットとキャタピラ上面のジョイントを外して浮かせなければならず、ちょっと不安定で不自然な印象になります。

ということで、当サイトでは個人的趣向からパネルの段差を残す方を選んでいます。



■ 謎ギミック

あと、これは多分蛇足なんでしょうけど、主翼付根のちょうど真下(ロボットモードの下腕)の部分にスプリングギミックがあって、何のために使うのか、ずっと考えてたんですよね。

結論としては、『矢印部分を押すと翼がパタパタするギミック!』

これしか思いつきませんでした。(笑)
正しい使い方を知っている方がおられたら、ぜひ教えてください。


■ SIDE & BOTTOM



やはり航空機系TFということで、違う角度からまじまじと見るのは憚られます。
キャタピラの有無よりも、機体後部のデコボコの方が気になります。

キャタピラの底にはコロが4つ付いており、転がし走行が可能です。



アニメイテッド ブリッツウイング トランスフォーム(ファイター→タンク)


@ 機首をコンコルドのように折り込みながらボディに収納します。
A 両垂直尾翼を外側に倒し、重なった尾翼を後方に90度回転させます。
B タンクモードで砲頭となるエンジンユニットを持ち上げ反転させて上部にロックします。
C 主翼を後方に閉じ、“く”の字に折り曲げ、前部装甲にします。
D 砲身を反転させ、タンクモードの完成です。



アニメイテッド ブリッツウイング ビークルモード(タンク)





いかにもアニメイテッドらしい、ユニークな外観のタンクモード。
モチーフは・・確か米軍の車両をスキャンしたと思いますが・・分かりません。(笑)

主翼の継ぎ目に現れたセンサーっぽい赤い造形がポイントです。



コミカルなバンブルビーと2ショット。
逃げるバンブル追うブリッツウイング、という構図で並べると面白いと思います。



もちろんミサイルの装填&発射もOK。



ターレットは360度旋回しますが、上下に角度調節はできません。


■ SIDE & BOTTOM



全長はファイターモードよりもかなり短くなりますが、全高は若干高くなります。
その独特な形状から、どっしりした安定感が感じられます。



アニメイテッド ブリッツウイング トランスフォーム(タンク→ロボット)


@ 主翼をまっすぐに戻し、開きます。
A キャタピラ部をボディ中央から引き出して伸ばします。
B キャタピラ底のパネルを開いて踵と足を展開します。
C ターレットのジョイントを外し、上方に持ち上げ、主翼のついた肩ユニットを左右に開きます。

※ 個体差かもしれませんが、ターレットのジョイントはたまにガッチリ噛んでしまうことがあり、一度力まかせに外そうとしたら、ジョイント付け根が白化してしまいました。
もし食い込んでしまったら、強い力は掛けずターレットの左右を持って小刻みに振りながら外すと良いと思います。
D 二重関節で収まっている肘を伸ばし、主翼を後方に回し込みながら開きます。
D 頭部を引き起こし、ターレットを背中に回してジョイントに組み付けます。
E 顔を前に向け、砲身を上に向けてトランスフォーム完了。


※一連の手順は個人的なものです。
パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮はしておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。



アニメイテッド ブリッツウイング ロボットモード


■ FRONT & REAR
ヘルメットやパンツ(太もも)のデザイン、ブーツをはいたような脚などから、旧ドイツ軍の士官を連想させるロボットモード。
割とガッチリしたスクエアな体型です。


ディセプティコン、戦闘機モチーフの2体。

キャノピー位置は胸中央と共通ですが、ウイングの位置はブリッツウィングは腕、スカイワープは背負う形と異なっています。

軽やかで現代的なスタスク系に対し、ブリッツウイングの体型からは、保守的で堅実な伝統あるロボットデザインが感じられます。



■ BUST UP


ヘルメット後ろのダイヤルを回すことにより、顔が3種類にチェンジ!
顔によって性格はもちろん、ミサイルの性質まで冷凍弾、火炎弾と変わるようです。


ブルー(左)は、丸く赤いセンサーが某ナチス幹部を思わせる冷徹な将校風、レッド(中央)はハリウッドスターとしても超有名な某州知事、ブラック(右)は凶暴なパラノイア に見えますが、皆さまいかがですか?

私のはブラックの塗装が思いっきりパラノイアしちゃってます。(泣)


ACTION


首は軸による360度回転のみ。
後頭部のダイヤルでフェイスチェンジギミックを操作します。

肩は変形の都合か、30度ほど外に開くだけの仕様です。
上腕付け根に回転軸があり、肘は二重軸でほぼ180度曲げることができます。

手は回転しないものの、ヒンジよる手首の折り返しが可能です。
股関節は180度以上、膝は変形の都合で収納するように約180度曲がります。



ギャラリー


















【コメント】

要望で申しますと、トリプルチェンジャーは確かに難しい素材かもしれませんが、特に戦闘機モードのスタイリングについて、キャタピラの見せ方、後部パネルの段差など、もう少し煮詰めて欲しかった気がします。

また、ジョイントの使い勝手など、若干仕上がりが粗いように思われます。
アニメイテッド全般に言えることなのですが、子どもがガシガシ遊んでも、あまり破損の心配がないようお願いしたいところです。

あと、キャラクターを考慮して、ミサイルは赤い火炎弾だけでなく、双方一発ずつになっても青い冷凍弾も入れて欲しかったように思います。

上に挙げたような細かいポイントがクリアされれば、遊び自体はかなり楽しいものになるのではないでしょうか。

3段変形を充分堪能できることと思われます。

色目的に、海外版は少し地味目なので、このブリッツウイングとメガ様あたりは、国内版のメタリック仕様を選んだほうがよいかもしれませんね。




一つだけオレ変形。
武器を前方に構えることができないのが不満だったので、砲台モードを作ってみました。(笑)

既出だったらスンマセン。



もう一発オレ変、バードモードです!

これまた既出だったらスンマセン。