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トランスフォーマー アニメイテッド バンブルビー(海外版) レビュー


■ 発売元:ハズブロ
■ 価格:2,500円 (本体のみ税込)
■ サイズ:全高約14センチ(ロボットモード時頭頂高)
■ 10年1月5日登録

2010年、ホビーファンの間ではかねてより注目されていた「トランスフォーマー・アニメイテッド」がついに日本展開されることになりました!!

それを祝してというのは何ですが、3月の国内版発売を前に、海外輸入版のDXクラス・バンブルビーをレビューします!


アニメイテッド バンブルビー ビークルモード


■ FRONT


■ REAR

ビークルモードは、チョロQ風にデフォルメされた3ドアホットハッチ。

デトロイト警察のファンゾーン警部が乗る覆面パトカーを、テレトラン・ワンがスキャンして写した姿。

大きく張り出したブリスターフェンダーとルーフにちょこんと乗った赤色灯から、いかにも少年らしいヤンチャさが窺えます。

黄色のボディに黒のストライプは実車ムービー版と共通で、いまやバンブルビーのアイデンティティになった感がありますね。



グリルからヘッドランプのラインはどことなく欧州アコードを連想させますが、
車格もタイプも異なり、車種の特定は難しく思います。

ヘッドランプは薄くパール塗装されていますが、いま一つ目立ちません。
テールランプも塗装処理、バンパーにはサイバトロンマークがプリントされています。


■ SIDE

ウインドウはすべてクリア素材。
タイヤはプラ製ですが、もちろん転がし走行可能。

アルミホイールのしっかりした造形が、悪い意味での玩具っぽさを打ち消しているように思われます。


■ BOTTOM

底面は、何となく変形が想像できるようなシンプルさ。
バンブルビーもニヤリと笑っています。


■ ターボブースター

リアウインドウに着脱可能なターボブースターが付属。




クリアパーツ製で、黄色と黒に塗装されていた劇中のイメージとはちょっと異なります。
ちょっと大きめかもしれませんが、なかなかカッコいい!


■ リアハッチ開閉

小さいですが、ハッチを開閉することができるのだ。



アニメイテッド バンブルビー トランスフォーム


@ 左右のリアサイドパネルを上にスライドさせ、フロント部分を引き起こします。

この時、フロントエンドを下方向に展開します。
B リアエンドを支点として、フロントからボディ上部をガバ〜っと開きます。

大まかに言うとフロントエンドからルーフ部分が脚に、フロントドア部分が腕になります。
B 脚を左右に分割し、腰を支点に前後180度回転。

ルーフ部分を上下180度回転させ、ふくらはぎから踵にします。
G スティンガー(青のクリアパーツ)を左右に分けて上腕内側に収納し、手首を引き起こしてトランスフォーム完了!!


※一連の手順は個人的なものです。
パーツの破損を避けるため、無理な負荷が掛からないように考慮はしておりますが、実際に変形させる際は付属の「取扱説明書」に従っていただけるようお願いします。



アニメイテッド バンブルビー ロボットモード


■ FRONT & REAR

カトゥーン調に、生意気にも愛らしくアレンジされたバンブルビー!

アニメイテッドシリーズに通底するアゴが強調された顔立ち、パンタロン風に広がる腰から脚へのラインなどのデザインコンセプトもしっかり取り入れられています。

胸にはサイバトロンマークがプリントされていますが、設定の赤ではなくシルバーとなっています。(黒のストライプが左右逆なのはナイショ)


■ BUST UP

目は集光ギミックで、面積も広く透過度も高いので普通に光ります。

口はニヤリ固定で、バトルマスクは用意されていません。

バンブル的な記号として2本のツノもちょこんと生えています。



昨年暮れに発売されたオルタニティ・バンブルと2ショット。
この2体を並べるとアニメイテッドの頭の大きさが、非常に際立ちますね。

背中のパネルはわざと開いてみました。


■ スティンガー

アニメイテッド版バンブルビーの主武装。
両手の内側から引き出して使います。

スタンガンとの記述もありますが、本編では電撃のようなものを発射してましたね。


■ 七年ゴロシ

両手を合わせて合体させることも可能です。



問題点として、しっかり収納できず、先端が常に出ていることがあります。
後にリカラー版として商品化された「エリートガードバンブルビー」では改修されているようです。


■ ターボブースター

ロボットモードでももちろん装着可能です。



ACTION


首は付け根の前後軸とボールジョイントで可動。
上方への動きは抜群ですが、アゴが大きいのであまり下は向けません。
肩も前後軸+ボールジョイント。
同様に肩アーマーが干渉して可動域を狭めています。

腕は付け根と肘の二つが上下軸ですが、合わせ技で90度程。
回転軸もないので、ちょっと自由度は低いですね。
腰は軸接続で360度回転。
変形機構の恩恵か後方に若干反らせます。
股関節はボールジョイント接続で開脚は180度強。
膝は単軸で90度弱曲がります。
爪先も軸+ボールジョイント。
この部分がダイナミックに動くおかげで、アクション性、接地性が大きく向上しています。



POSE


















【評】
私の持っているアニメイテッドは一昨年(2008年)の夏ごろ購入したものが多いのですが、そのほとんどが今現在でも立派に通用するアイデアとクオリティを持ち合わせているように思われます。

このバンブルビーも、豪快なトランスフォームや両モードを通じてのユニークな存在感など、色褪せない価値あるものに仕上がっています。

難を言えば、塗装精度が若干粗く、成形色と塗色の違いがちょっと目立つ点でしょうか。

アングルによりちょっと分割線が気になるし、可動(特に肩腕)ももう少し自由になるといいなと思います。

また、胸のマークも赤くして欲しいし、バトルマスク状態も再現できれば・・・。

何やら要望の方が多くなってしまいましたが、その幾つかは日本仕様ではきっと改修されていることでしょう。(笑)


正式ラインナップはまだ公開されていませんが、とりあえず今はアニメイテッドが日本展開されることを率直に喜びたいです。

自身の印象としては、(リベンジでもう少し引っ張れるんじゃないかと)ちょっと早い気もしますが、とにかく本編が日本語で見れること、そして何といってもこの愛すべきアイテムたちを適正価格で購入できることが嬉しいです。(笑)