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トランスフォーマー オルタニティ ニッサンGT-R / コンボイ
アルティメイトメタルシルバー レビュー


2009年 2月購入
■発売元:タカラトミー
■価格:円 (本体のみ税込)
■サイズ:全高約14センチ


遂に発売されたトランスフォーマーの新機軸、トランスフォーマー オルタニティ!!

“天上の存在”とも言うべき段階へと進化した、トランスフォーマーの未来形の一つとの設定ですが、その実力や如何に??






コンパクトにまとめられたパッケージ。
このままディスプレイしてもなかなかいい感じです。





オルタニティ コンボイ ビークルモード


■ FRONTE


■ REAR



モチーフは、日産が世界に放つマルチパフォーマンス・スーパーカー、「NISSAN GT-R」。

硬質感の漂うマッシブなフォルムが、ダイキャストをふんだんに使ったボディにより量感たっぷりに再現されています。

実車ではハチ切れんばかりに膨らんだ前後のフェンダー回りが、やや直線的になっているのが惜しい気がしますが、トランスフォーマーとしては充分合格点の付けられる造形ではないでしょうか。

ランプ回り、ウインドウ類はクリアパーツが使用されており、タイヤはゴム製。
ドアミラーにもメッキシールが使われるなど、細部までこだわった仕様です。

分割線も適切に処理されており、合わせ目も以前のバイナルテックなどより隙間少なくピッタリ収まる印象です。

ステアリングは切れませんが、この状態で転がし走行が可能です。





フロントグリルには栄光のGT-Rエンブレムが!
前後のディスクブレーキはパッド表面まで細かく再現。
フロントランプやドアミラーまで細部にこだわったディテールです。





世界第一位と第二位の経済大国の2台。
2007年実写ムービーのバンブルビーと、サイズ的にはほとんど同格ですね。
日産もGMもがんばって欲しいです!!




ボンネット、左右のドア、リアハッチが開閉します。
エンジンルーム、インテリアもインパネからシートに至るまで実車に沿ったディテールが作り込まれています。









メカニカルな雰囲気のボトムビュー。
どこがどーなるのか、ぱっと見分かりにくいですが、想像して楽しみましょう。






オルタニティ コンボイ トランスフォーム


左右ドアが上体のアクセント、フロントノーズが胸となる、バイナルテックなどでおなじみのトランスフォーム方式。

噂のシンクロテックは、07年ムービー以来のオートモーフィングから革新的な進歩はないようですが、むしろ、モノが精巧であるだけ慎重に扱わざるを得ない印象です。

変形システム自体は複雑ではないのですが、パーツの合わせも硬めで、胴体や足首など収まりにくいロックポイントもあり、面倒くさがりにはやや辛いかも。

ちなみに私のは胴体のロックがどうしても極まりませんでした。
すみません、これ以上やると壊してしまいそうで・・・(泣)















オルタニティ コンボイ ロボットモード


■ FRONTE


■ REAR


■ BUST UP



昨夏のキャラホビの展示で見た時から待ち焦がれたシルバーボディ!

う〜ん、カッコいい!!

よりコンボイ色の強いバイブラントレッドも捨てがたかったのですが、TFオルタニティは未来的な何かを感じさせるコチラでいこうかなと。

独特の鯉口風フロントノーズ、切れ長でちょい悪なヘッドランプ、そして伝統の丸型4連テールランプなど、GT-Rのアイデンティティを随所に現しつつ、当世風でカッコいいロボットボディを表現しています。

07年実写版では有機的なテイストが強かった身体の意匠はよりメカニカルな方向に傾いている感じでしょうか。

プロポーション的には力感が強調された膝下の造形は素晴らしいですが、腕が短めなのが気になります。

フェイスは一目でコンボイと分かる造形。
歴代コンボイより直線を多用したディテールで、シャープな細面に仕上がっていると思います。




ロボットモードでもほぼ同等の大きさ。
手の長いバンブルビーと比べるとちょっと気になりますね。



■ 集光ギミック

目はおなじみの集光ギミック仕様ですが、 色が深いためか、輝度は今ひとつ。


■ 対ハイセリオン徹界タキオンブラスター

両腕には展開式のブラスターを装備。

過去、未来、または別世界に存在する標的を狙い打つことができる超遠隔射程武装とのことですが、最近の武装はかなりオカルト風になってきましたね。
量子化可能な機体に積んだら無敵、というかある意味、神。




■ 可動について


バイナルテックに近いコンセプトのようなので仕方ないといえばそれまでなのですが、可動に干渉するパーツが多いようです。

各関節の可動域は特に狭いわけではないのですが、トータルで、ポージングは厳しいでしょうか。

特に肩を後ろに反らすと、胸中央の合わせがズレてしまい少しストレス。
股関節の前後軸と膝はクリック式となっており、保持力が強化されています。








POSE
















【評】

ポージングに若干の難がありますが、まずは大方予想通り。

ビークル、ロボット両モードで、手にとっても、飾っても質感を楽しめる素晴らしいアイテムに仕上がっているのではないでしょうか。

特にフェイスのディテールは歴代コンボイの中でもスパルタンでカッコいいと思います。

注文があるとすれば何かしら別な得物が欲しかったということでしょうか。

タキオンブラスターは単独で見れば造形的にも良いのですが、コンパクトだし、色目も下腕と同じ黒なので構えた時、あまり見栄えがしない。

やはりエンジンルーム内の部品やらエキゾーストパイプやらからトランスフォームするハデ目な武器が一丁あったらプレイバリューも広がってさらに良かったと思われます。

さて、今後、5月にメガ様/フェアレディZのリリースが控えていますが、スポーツレーベルにしてもミュージックレーベルにしても、この手のコラボレートアイテムは短期間で終了してしまうことが多いようです。

自分としてはジャストサイズなので、ぜひ継続して欲しいところですが、この製品の売り上げ次第といったところでしょうかねえ。








最終更新 03/20/09