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ROBOT魂 <SIDE MS> GNX-704T アヘッド レビュー

2009年 1月購入
■発売元:バンダイ
■価格:2,650円 (本体のみ税込)
■サイズ:全高約12センチ


ガンダム00セカンドシーズンの冒頭シーンに登場し、独立治安維持部隊「アロウズ」の暗躍をを不気味に印象付けた機体、アヘッド。

ロボ魂ダブルオーシリーズとしては初の量産機ということになりますが、その出来や如何に?







1st.imp 【観る】


■ FRONTE & REAR


■ BUST UP


■ EQUIPMENT STYLE



4ツ目、マッチョ体形、赤いボディカラーと、文字通り量産MSの概念を一歩進めたアヘッドの体躯が量感たっぷりに立体化されています。

ここまできたら腕も4本にしてみたい(笑)

私見としては、肩にもうちょっとボリュームがあった方がよいと思うくらいで、プロポーションは概ね良好。
力強く、とにかくカッコよく仕上がっていると思います。

配色は、外装の赤のほとんどが成型色のまま用いられており、素材のPVCとABSで若干光沢が異なるのですが、あまり違和感はありません。
塗装面積はわずかで、精度も特に破綻はないと思われます。

スラスターフィンのピンクも鮮やか、目の塗り分けもキレイに仕上がっています。
部位により若干スミ入れが施されているようですが、ほとんど目立ちません。





特徴的な両肩の偏向スラスターもABSパーツで硬質感のあるシルエットをカッチリ再現。
擬似太陽炉のトンガリ具合もなかなかよい出来です。




今回、特に目を引くのがオプションの平手ですが、指先が一本一本尖っており、禍々しい雰囲気が演出されています。




ロボ魂ダブルオーガンダムと2ショット。

設定ではダブルオーの18.3mに対し、アヘッドが20.6mなので、アヘッドの方がもう少し大きい方がよかったように思います。




■ GNサブマシンガン/GNビームライフル


パーツを付加することにより、サブマシンガンからビームライフルに換装可能。
本体はABS製で、曲がりなくシャープに仕上がっています。
下腕のハードポイントにストックを接続するのですが、肘下にも回転軸があり、より自然に付ける事ができます。




フォアグリップは両側から引き起こすことができ、左右どちらでも両手で構えられます。




■ GNビームサーベル&GNシールド




クリヤーオレンジの刃が美しいビームサーベルが2本付属。
サーベルグリップの格納ギミックはありません。

シールドはライフルと同じハードポイントに取り付けます。
接続部分はボールジョイントで微調整が可能。
また、細いのでしっかり持たせることは難しいのですが、グリップを引き起こして握り手に持たせることもできるようです。



■ GNフィールド手榴弾


小ネタに使える手榴弾が付属しています。


武装に関しては、この手榴弾にしても、ライフルやサーベルグリップにしても、どっかしら本体にマウントできるようにして欲しいという希望が、個人的にはあります。

特に量産機は、このような小物を入れ替えて遊ぶのが楽しいんですけどね。

あと、書き忘れてたんですが、サーベルグリップ、ライフルのフォアグリップ、手榴弾のグリップ部分などの径に対して、握り手の大きさがあっておらず、確実に握らせることができません。
拳の造形自体は非常によくできているだけに残念です。






2nd.imp 【動かす】


一見動かなそうで、意外によく動くといった印象です。

胸は肩につながるブロックに前後軸があり、腕の付け根のボールジョイントと組み合わせ、表現がより多彩に。
また、腰のサイドアーマーをかわせば脚も大きく動かすことができます。

ちょっと違和感があるのは、回転軸で爪先だけが回るようになっており、大きく脚を開いた時の接地で踵が浮いてしまう点。こういう設定なのか分かりませんが、できればピッタリ接地させて欲しかったところです。



 






背部の偏向スラスターは前後、上下の2軸で必要充分にスイングします。フィンは固定。






POSE
















■ パーツ一覧


手首×6/GNサブマシンガン(GNビームライフル換装パーツ)/GNビームサーベル(×2)/GNフィールド手榴弾/GNシールド



【評】
外観も可動もギミックも概ね良好です。

今までのロボット魂ダブルオーシリーズの中では、最もしっくりきました。

かなり遊べると思います。

細部の意匠について一言だけ。
総じてOKなのですが、胸のコクピットハッチ、太陽炉のスリット、ビームサーベルの格納扉など特徴的な部分が記号的に処理されており、単なるモールドに見えてしまうのがちょっと残念。

こういうのはどちらかというとリボルテック的な手法のように感じられ、MIAの発展型という側面も持つロボ魂ならば、ギミックを盛り込めとは言わないまでも、あくまで機能的に見せて欲しい気がするのです。







最終更新 02/03/09